マラヴィータ

 


FBIの証人保護プログラムによってフランスに移住した、元マフィアの男とその家族というワケあり一家が巻き起こす大騒動。
一家が来てから一体何人の村人が犠牲になったのか・・・なーんてことは気にせず、一家のハチャメチャぶりを楽しむべき映画ね。 そしてそれに振り回されるFBIのトミー・リー・ジョーンズのうんざり顔。 たまらん。
『隣のヒットマン』より こっちの方が好き!

複製された男

 


ある日偶然、自分とそっくりな人間の存在に気づき、いつしかアイデンティティの危機に直面していく主人公の混乱と恐怖を描く。
『灼熱の魂』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作です。
3作品の中で1番好き。 1番軽いタッチの内容だけど、それをよくもまあこんなにミステリアスに描けるもんだと感嘆してしまう。
さら~っと観ると「なんじゃこりゃ?」な結末だけど、公式サイトで監督自ら親切にネタバレ解説してくれてます。

闇金ウシジマくん

 


法外な利息と非情な取り立てで恐れられる闇金業者・丑嶋(ウシジマ)と、闇金に関わってしまった登場人物たちが辿る過酷な現実を描く。
良い仕事するよね〜、山田孝之。 原作のイメージと完全に一致。 ウシジマくんのやってる事も当然犯罪なんですが、ヒーローみたいに思えてくるのがこの作品の困ったところであり 面白いところでもある。

キック・アス

 


オタク高校生がネット通販で手に入れたダサいコスチュームで、ヒーローとして街をパトロール。 しかし何の能力もないためチンピラにボコボコにされる。 そこに現れたのが、同じくコスチュームを着た謎の少女 "ヒットガール"。 笑顔で 悪党を次々と串刺しにしていくのであった。
ヒットガールなくして この映画は成立しない。 可愛い! 最強! 残酷~!

大いなる休暇

 


人口125人のカナダの小さな島。 工場誘致の条件である医者を島に留まらせるため 島民総出で大芝居をすることになる。
ハートフルコメディなどと紹介されているが、島民のエゴで 何も知らない青年医師を島ぐるみで騙す、という大いなる詐欺なんだけどな(笑)
しかし、島民の必死ぶりを見ていると憎めなくなってくるのは確か。
ラストは完全に結果オーライです。

灼熱の魂

 


中東系カナダ人女性ナワルが亡くなり、遺された双子の姉弟に遺言が伝えられた。 それは父と兄を探し出し それぞれに母からの手紙を渡してほしいというもの。 死んだと思っていた父ばかりか、兄がいることすら知らなかった姉弟だが 父と兄の行方を追う旅に出る。
このラストは・・・かなりキツい。 茫然自失。
フィクションだが、中東情勢を考えると本当に起きてもおかしくないから怖い。
トラウマ覚悟でも観るという方は、前情報一切ナシでご覧ください。

バタリアン

 


とある地下倉庫で発見された謎のタンク。 そこから吹き出した特殊なガスには死者を蘇らせる作用があった。
久しぶりの観賞。 もっとコメディ色が強かったと思ってたんだけど、今観てみたら意外とグロテスク。 ラストシーンなんてシュールすぎる!
母親のことを "オバタリアン" と呼ぶきっかけになった映画ね・・・。(しみじみ)

かぐや姫の物語

 


今さら竹取物語かいなと正直思ってしまいましたが、これが面白い。
水彩画のような描写も、初めは 頼りないな~と思ったものの、かぐや姫が成長していく様子はこういう柔らかい表現の方が合っていた。
ジブリ作品で感じていた声優陣の違和感も今作はまったくナシ!
捨丸よ、妻子は捨てちゃイカンでしょ・・・。

プリズナーズ

 


アメリカの田舎町で6歳の少女が何者かにさらわれる。 冷静沈着に捜査を進めていく刑事と、自らの手で一刻も早く我が子を見つけ出そうと暴走していく父親の対照的な姿を描いた作品。
警察なんかに任せてられるかー!という父親の気持ちはわかるけど普通ここまでするかぁ? 対する 常に冷静な刑事が格好良く見えました。
敬虔なクリスチャンの父親と、フリーメイソンの指輪をする刑事。 その対比が何を表すのか、正直 日本人にはあまりピンとこないのよねん。

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式

 


厳粛なお葬式の場で、集まった親戚一同それぞれの思惑と誤算が複雑に絡み合い、大混乱へと発展していくドタバタコメディ。
"ちょっとおかしな~" というタイトルですが、ちょっとどころではない。 大爆笑。
俳優たちも皆いい表情してるんですよねー。 NGシーンなんて超楽しそう。
大好きな作品のひとつ。