月に囚われた男

 


地球に不可欠なエネルギー源を採掘するため、たった1人月へ旅立った宇宙飛行士が、不可解な現象に苛まれていくさまを描いたSFミステリー。
淡々と地味~に物語は進んでいくけど、不思議と退屈に感じない。 CGを使わずに月面の様子を再現してるのが良い! のろのろ走る6輪車もナイス。
宇宙船内部のデザインって昔から変わらんね。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

 


資源も水も尽きかけた荒廃した未来を舞台に、殺戮暴走軍団と反逆の女戦士が繰り広げるノンストップ・アクション。
アドレナリン全開Death。 ジョージ・ミラー監督、30年前と全くテンション変わらんのな~、凄いわ。 メル・ギブソンは、もっと一匹狼的な「女子供だろうが自分の身は自分で守れ」的な非情さがあったけど、今回のトム・ハーディは人の良さが隠しきれず出ちゃってる。 まだまだ甘ぇーな!
そして映画館内は、服装や髪形がマッドな野郎で一杯でした。

時をかける少女

 


あるきっかけで、過去に遡ってやり直せる "タイムリープ" という能力を身につけたヒロインの淡い恋を描いたアニメーション。 ヒロインがひたすら走る走る走る~! この疾走感が作品全体に良いリズムを与え、観ていて気持ち良い。
ミニスカートだが絶対にパンツが見えないのも また良し。

死霊のはらわた

 


’81年のスプラッター・ホラーの名作『死霊のはらわた』のリメイク。
オリジナルはもちろん良いんだけど、やっぱり血しぶきの量とかグロい描写とか、映像のインパクトはリメイク版の方が上。 設定は現代向けに変更されてるけど、地下室からヤツが覗いてるあのシュールな構図は今回も健在!
ラスト30分「これでもかこれでもか」と言わんばかりに次々襲いかかるピンチに、テンションはもうアゲアゲです。 一種のトランス状態ね。

スケルトン・キー

 


老夫婦の屋敷に住み込みの看護士として働くことになった女性が、徐々に明らかになる屋敷の秘密を目の当たりにし、古呪術の恐怖に襲われるホラー・サスペンス。
オカルトホラーを期待して観ると たいして怖くない。 効果音でビビらせる系だ。 ただ オチはよく出来ていて観賞後は「ほお~っ」となる。
ホラー好きには途中のドタバタがヌルいだろうけど、最後まで観てほしい。

パラノーマン ブライス・ホローの謎

 


幽霊と会話ができるいじめられっ子の少年ノーマンが、300年の呪いから町を救うべく大活躍する様を、ストップモーションアニメで描く。
ストップモーションアニメといえば、ティム・バートン監督が真っ先に思い浮かぶけど、この制作スタッフたちも負けていない。 特に登場人物たちの表情が豊か!
ホラー映画への愛着も感じられるあたり好感度大ですな。

ブルージャスミン

 


富豪との結婚生活が破綻し、妹のアパートに身を寄せ どん底からの再出発を図る中年女性の姿を辛辣に描いた作品。
ウディ・アレン監督作品は、いっつもペラペラよく喋るインテリジジイが若い女にモテたりするので嫌いなのですが 今回はジジイが出てこず楽しめた。
なんてったってケイトの凄みを利かせた演技!
オスカー受賞も納得。

鮫肌男と桃尻女

 


組織の金を横領した男と薄幸の境遇から家出を決行した女の逃走劇。
原作の漫画が傑作なんだけど、映画も頑張ってます。 我修院達也という未知の生物と出会ったのも、この映画がきっかけ。
漫画ワンピースのドフラミンゴは、この映画の鶴見辰吾がモデルだとか。 版権とか色々大丈夫なのか?と思うほどソックリ!

チョコレートドーナツ

 


ゲイカップルが親に見放されたダウン症の少年と一つの家庭を築き、家族としての愛情と絆を育んでいく様と、やがて少年を守るために理不尽な差別や偏見に対して決然と立ち上がる姿を描いたヒューマンドラマ。
アラン・カミング最高や~! そこにいるだけでただならぬ存在感を放ち、いろんな映画でも登場したとたん根こそぎ持ってっちゃう人。 そんな彼が今回は主役で、さらに大熱唱しちゃうんだから たまんないよ!
重い結末だけど、アランに拍手を送りたい。

宇宙人ポール

 


オタク青年2人が旅の途中で、極秘施設から逃げ出してきた宇宙人ポールと遭遇してしまい、彼を故郷に帰してあげようと奮闘する。
アダルトな E.T. 最高~! 60年ものあいだ 施設に捕らえられてたもんだから、完全にアメリカに馴染んでしまっている。 ハッパ吸いながら下ネタ連発。 見た目は異星人なのに、そこらへんにいるオッサンかのような佇まい。
特典のNG集で、なにか物足りないと思ったら ポールがいないのね・・・。